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アレルギー疾患

アレルギーについて

アレルギー疾患

外敵から体を守ろうとする通常の免疫反応が過剰に起こってしまい、いろいろと不都合な症状が現れてしまう状態をアレルギーと言います。慢性疾患なので、一般的には治療が長期に及びがちです。
アレルギー疾患の治療の大きな柱は薬物療法とセルフケアの二つです。お薬は医師の指示通りに服用し、定期的に診察を受け、症状をおさえることが大切です。また、アレルギーの原因となる抗原を検査等によって特定し、その抗原物質の除去・回避をはじめとし、体調管理を心掛けることが大切となります。

食物アレルギー

食物アレルギーは、特定の食物が原因でアレルギー反応が起こり、蕁麻疹や嘔吐、下痢、咳、呼吸困難などの症状が出ることを言います。食事後、2時間以内に蕁麻疹のほかに、持続する咳、嘔吐などがあれば、アナフィラキシーに進行するおそれがあります。離乳食や食事の中ではじめての食材を食べる時は、医療機関にかかりやすい、平日の午前中に始めましょう。
とくに、卵、小麦、牛乳、大豆などアレルギーが出やすい食材を初めて食べさせるときは、加熱・加工したものを、耳かき一杯程度から始めると安心です。最近は、血液検査の結果のみで、食物アレルギーと診断しないようになってきています。実際に食べてみて、アレルギー症状が出たものが食物アレルギーと診断されます。また、食物アレルギーを発症しても、極力除去はしないで、ごく少量からゆっくり食べる量を増やしていく、食べながら治す方法が主流です。その方が将来的にアレルギーの原因となる食材も食べられるようになると言われています。また、皮膚からアレルギーの原因が体内に侵入して食物アレルギーを起こす(皮膚感作)ことも分かってきており、スキンケアの重要性も言われております。当院では乳幼児からの保湿剤を使ってのスキンケアを推奨しております。赤ちゃんの時に発症しても、適切に対処すると成長にともない治ることが多いです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アレルゲンに対する免疫反応として、皮膚にかゆみを伴った湿疹ができ、それがよくなったり悪くなったりを繰り返す疾患です。生後2、3ヵ月を過ぎたころから発症することもあり、乳児湿疹との判別が初期では難しい場合があります。年齢によって症状が変化していく特徴があります。
乳児期では赤いジクジクとしたぶつぶつが、顔や首、わき、背中、お腹、ひじ膝の関節部分などに左右対称に出ることが多く、成長に伴い、湿疹以外にお肌の乾燥も目立ってきます。自然には治りませんが、適切なケアを続けることで、きれいなお肌の状態を保つことができます。治療せずにいくと大人のアトピー性皮膚炎に移行していくこともあります。治療は、悪化要因(食物、汗、衣服、洗剤、ハウスダスト、カビなど)の特定と除去や対策をすること、保湿剤などによるスキンケア、そしてステロイド外用薬や免疫抑制外用薬などを用いた薬物療法を行います。乳幼児期にきちんとケアをすることが、成長する過程でのアレルギーリスク(食物アレルギー・花粉症・アレルギー性鼻炎など)を軽減することにもつながるので適切なケアは大切です。とくに、離乳食を始める時は、皮膚感作しないよう(お肌からアレルゲンが入らないように)きれいなお肌の状態を目指すことが大切です。

ステロイド外用薬の使い方

ステロイドの塗り薬に抵抗感をお持ちの方が少なくないと思います。しかし、症状に応じて必要な量を必要な期間だけ使い、症状が軽くなったら薬を減らしたり、弱いものに変えたりするように適切に用いれば心配はいりません。疑問や不安が生じた場合は、自己判断で中断したりせず、医師にご相談ください。

アレルギー性鼻炎(花粉症)

スギなどの花粉や、ハウスダストなどで鼻の粘膜が刺激されて起こるのがアレルギー性鼻炎です。初期は風邪との区別が難しく、鼻水が長引いてもすぐにアレルギー性鼻炎を考える必要はありません。見分ける方法の一つとしては目や鼻の「痒み」を伴うかどうかがあります。また、天気の良い日、風の強い日に外出をした時や、ホコリが多い空間で症状が悪化する場合にもアレルギー性鼻炎を疑う必要があります。当院では、血液検査を実施しています。
予防は、日常生活でなるべくアレルゲンとなるものに接しないことですが、普段から体調を整えることで症状がひどくならないようにすることも大切です。鼻の粘膜の状態をよくするために吸入・吸引、アレルギー症状を抑える薬をあらかじめ服用する治療などを行っております。

気管支喘息と喘息性気管支炎

アレルギー反応により、気管支を取り囲んでいる筋肉が収縮して空気の通り道が狭くなることによりおこるのが気管支喘息です。気管支に炎症が継続的におこることにより、様々な刺激に敏感になります。そして、せきやたんが発生しやすくなり、ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴を伴って呼吸が苦しくなります。このような状態を喘息発作と言い、この発作の程度が強いほど、また頻度が多いほどに、気管支の炎症も強いことがわかります。発作を繰り返すと治りにくくなるので早めの治療が必要です。しかし、適切な治療を続けると、中学生になる頃にはそのほとんどが治るものといわれています。
一方、喘息性気管支炎は、正確には喘息とは違い、風邪のために喘息のような咳がでる症状であり、基本は気管支炎です。乳幼児は気管支がまだ発達しきっておらず弱いため発症する場合が多いです。咳止めや吸入などで治療していきます。

診療時間(受付時間) 日祝
9:00~12:00(11:45)
14:00~16:00
17:00~19:00(18:45)
  • ○…一般小児科外来
  • ☆…乳幼児健診・予防接種・心臓外来(完全予約制)
  • 休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
  • 最終受付時間:一般小児科外来は、午前診は11:45,午後診は18:45までです。
  • *当日の混み具合によって早めに受付終了の可能性がありますのでご了承ください。
  • 電話応対時間:診療時間内(9:00-12:00)(14:00-16:00)(17:00-19:00)です。
院長
問山 健太郎
診療内容
小児科・小児循環器内科・アレルギー科
電話番号
077-516-1018
住所
〒525-0047
草津市追分一丁目4番25-1号
(フレンドマート志津東草津店敷地内)
最寄り
草津駅東口より帝産バス乗車6分
「追分口」下車徒歩2分
(53・153・253・353・453・553いずれかに乗車)
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